萌えキャラを描こう

萌えキャラを描こう! 萌えキャラを描こう!―プロの作例で見る「萌える」キャラクターデザインのテクニック(Amazon)
 /しらゆき 昭士郎, 西E田, じじ(著)

 3人の絵師による女性キャラの描き方に特化した内容です。いくつかのレビューを読むと、絵を描かない人には「萌え絵とはどんな絵か?」の分析本で、描く人には流行りの絵柄の教則本です。とにかく、女の子キャラ絵の描き方をとことん解説しています。おそらく、絵師たちには、才能か本能でサラッと描いているレベルまで、誰にでも解る言葉に変換して説明してます。細かい内容ですが、描ける人にはクドイでしょう。

 これだけしっかり解説していると、自分でも描けるのではないかと錯覚しそうですが、やはりレベルは遥かに高い。正直、一人のキャラに、こんなにいろいろ(髪の毛の跳ね方まで)考えながら、オリジナルの絵なんて描いてられない。これは才能でカバーするか、練習量で埋めるしかない気がします。ただ、根本的に描けない、描きたくないと思うようでしたら、「萌え」はあきらめて、違う路線の絵柄でいった方がよいでしょう。

 それにしても、レベルの差は当然として、自分の絵柄が流行とズレているのがしみじみ解ります。これで、何がしか吸収できて、絵柄が修正されると好いですが・・・


「萌えキャラを描こう」への2件のフィードバック

  1. 萌えって画だけじゃないですよね。
    そのキャラのしぐさというか行動というか。
    逆に画だけの狙ったキャラは嫌いですわ。

  2. >あるてぃさん
    おっしゃる通り見抜かれてますね~
    萌え画って、キャラのしぐさや行動を含めた(連想させる)記号化された画のことらしい。新人が初の話で、キャラを大量投入できるのも、記号化されているからで1コマ見ただけで好みのキャラか判るのです。マンネリになりますが、安心できることもあり、話変われどキャラ変わらずで消費されます。

    ちなみに、チビで短髪ボーイッシュだとイチコロにされます。

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