立ち読みの亡び

通勤マンガーZさんが「趣味とは!」の記事で、

>今購読してるのは、小さいころから楽しませてくれてるマンガ界への還元

と仰っている。カッコイイ~。
であるなら、本屋は売れないからといってビニールかけたり、品揃えを減らしているのは自らの首を絞めているのに他ならない。そう、今は僕がガキだった頃のようにコミックの立ち読みはできないのである。それどころか、先日、市内最大の駅前にある本屋に行ったら、週刊少年ジャンプ含む平積みの漫画雑誌全てに紐が掛かっていた。ご苦労かつ無駄な努力である。これでは、たまに雑誌を見て絵柄と内容を確認して面白そうな漫画を1巻から買うこともできなくなった。

それでも僕には過去の知識と経験があるけど、今のガキどもはどうやって漫画を選べばいいのか?と思う。正直、バカとしか言いようがない。これで、さらにブックオフに客が流れ、万引きが増えるでしょう。いっそ、公平を期して小説や専門書も全て立ち読み出来ないようにしたらどうでしょう。

そもそも、漫画や雑誌を端から端まで立ち読みして済ます、腐○○とかでククれる連中は客と思っちゃいけない。紐を掛けたからって他の店や他の商品にたかるだけで、一生商品を買って頂けるお客様にはならないのだから。それよりも、紐を掛けるというコストをかけて、買ってくれたかも知れない客を追い払うのって楽しいですか?内容が確認できないのならアマゾンとかで買った方がいいのですが・・。

僕も、マンガーZさんの例と同じで中学高校と立ち読み派でしたが、その後10年以上に渡って月平均15000円以上は漫画・雑誌だけで使っていたわけですし、今でも1冊丸まる立ち読みなんて面倒くさいことはしないで買っちゃうのだから、本屋は立ち読みを投資か文化とでも思っていた方がラクでしょう。

さて、立ち読み時代の思い出というと、1日何冊読めたとか、シリーズ全巻読破とかですね。横山光輝の三国志とかF(エフ)とかBE FREEとか読破したのを覚えています。


「立ち読みの亡び」への12件のフィードバック

  1. 立ち読みしてる人がいるから、買って読む優越感であるとか、買って読もうとする気概というか、そういうものがありましたよ。
    立ち読みは、ある意味人気のバロメーターでもありますし。

    結局、マンガ喫茶、ブックオフなどの客が流れていくのは止めようが無いのかもしれませんね。

  2. たしかに、本に紐orビニールがかけてある本屋はちょっとさびしいいですね。

    景気が悪いんで、書店側の売りたい気持ちもわからなくもないですが、
    立ち読みできないってことは、お店に入ったら本を手にとって即レジに行くって事ですよね。
    それって、なんだか寂しい。
    御客が沢山立ち読みしてる風景の方が書店らしくて良いと思います。

    ただ、自分の欲しい本がラスト一冊なのに、それが立ち読みで酷使された本だとちょっと悲しい。

  3. >すしバーさん
    そうそう、発売日に立ち読み連中をかき分けて平積みしてあるコミックを端から10冊以上まとめ買いしていくのが大人でしょう。
    所詮、マンガ喫茶・ブックオフは本屋の無能な経営の隙を衝いただけなのに、全国展開できちゃうあたりがシュールですよ。

    >genさん
    >お店に入ったら本を手にとって即レジに行くって事ですよね
    今時、そういう本はネットか近くのセブンに取り寄せですよ。お客がわざわざ本屋に行く意味ないですよね。

    >ラスト一冊なのに、それが立ち読みで酷使された本だとちょっと
    これも本屋のレベルの低さですよ。ノーリスクで返本できるのにお客に不良品を買わせるようなもの、ページが破けていたりしてクレームになったらとか考えないのかな。発注冊数を工夫して売れ筋のものはバック在庫をストックするとかすればいいのに。

  4. 最近はあまり立ち読みをしなくなりましたが、中、高ぐらいのお金のなかった頃は結構立ち読みしてましたから、雑誌まで立ち読みできない現状は中高生にはつらいでしょうね。

    ただ、私はコミックスは立ち読みできる必要性は感じませんね。中身を確認するだけであれば、店員に言えば可能ですし。コミックスに関しては、割と昔から買って読む派ですから。

  5. コミック買いの時、表紙とかで興味を持って手にとっても実際買うことになるのは4冊に1冊もないように思えます。それに、いざ店員に声をかけようと思っても、監視カメラはあれど、近くに店員がいた例がありません。明らかに商品の選びやすさではブックオフの方がいいです。

    今は選ぶのはブックオフ、新刊はネット、雑誌はコンビニ、昔だったら全て本屋で事足りたはずなんですがね。

  6. TBありがとうございました。
    まったく、さなだむしさんの仰るとおり。
    今の子供はかわいそうです。
    立ち読みで生じる目先の損失ばかりに目を向けるのはさびしいばかり。それよりその立ち読みしてた子がすごいマンガ好きになってビックな客として帰ってくるって可能性を信じてほしい。
    はたきはかけられたけど、立ち読み先の書店の親父さんは本を店先に並べ続けた。親父さんとのコミュニケーションは今ではいい思い出です。でも、その本屋には大人になって実家へ行った際はよく買い物してました。はたきは決していやな思い出ではなかったのです。

  7. ハタキをかけられた思い出は僕にもあります。でも、その店は今はもうない。
    残ったのはレンタル併設のチェーン店とブックオフ。そして、それらは客を無視した競争を繰り広げるばかり・・・悲しいね。

  8. 本屋の経営の放漫さは、
    マンガ喫茶の出現で、売り上げが落ちる?と危惧されていたのに、マンガ喫茶が増えると、売り上げが伸びている本屋が多いということが如実に物語っているわけです。

    今、「物語っている」と打ったときの最初の変換が「モノが立っている」でした・・・。

  9. 私は相変わらず立ち読みの日々です(笑)

    うちの近くの本屋はコミックは1巻の1冊だけ立ち読み用にビニールで閉じられてません
    この戦略にまんまとはまってます(爆)
    1巻読んで続きが気になって思わず大人買い(笑)

  10. >すしバーさん
    ということはマンガ喫茶と本屋は相乗効果をもたらして共存できると。でも、本来なら本屋が漫画の宣伝をするのがスジなのだろうけど情けない限りですね。

    そんな学習させられるとは日本語変換を創った人も思わなかったろうに・・・すしバーさんのワープロを女の子に使わせてみたい。

    >くろおびさん
    お客の行動心理を解っている優秀な本屋さんですね。一巻だけでも見れれば買う参考になります。

    >私は相変わらず立ち読みの日々です
    医療関係者のいい大人がみっともないですよ。儲かっているところを見せつける為に常に大人買いをしてください。あ、でもエロ本は大人買いですか?

  11. エロ本が立ち読みできるとは羨ましい・・・あれ?シールはどうしたの。

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