漫画のスキマ 感想文

漫画のスキマ 漫画のスキマ~マンガのツボがここにある! 菅野 博之(著)は、季刊Comickers(コミッカーズ)に連載された「漫画のスキマ」をまとめたもので、快描教室漫々快々と続いた菅野 博之先生の漫画技法書シリーズの3冊目です。

 快描教室で漫画の絵の描き方を教え、漫々快々で漫画の作り方・見せ方を解説してくれました。そして、漫画のスキマでは、漫々快々で少しふれられた「視線誘導」をマンガの秘奥義として、コマ割りの仕方を徹底的に説明しています。これを読むと、漫画は小説のようにストーリーを書いてはいけないし、イラストのような絵を並べてはいけないことが理解できます。

 「漫画のスキマ」は4章に分けていますが、もとは季刊コミッカーズの連載15回分に、書き下ろし1回分を足したものです。一応、菅野先生と編集者らしい人との対話形式で書かれているのですが、連載記事のスペースを埋めるために脱線したり、前回が解りにくかったとかでやり直したり、ただでさえ、ビミョ~で難しいことを書いているのに、それが輪をかけて難解にしています。とわいえ、今までの漫画技法書が説明してこなかったことがありますので、自分なりに汲めるところを、4回くらいのレポート記事にまとめたいと思います。

漫画のスキマ レポート1へつづく