頭身によるキャラの描き方

 前著スーパーマンガデッサンから5ヶ月、スーパーマンガデッサンシリーズという形での続編です。

スーパー何頭身デッサン スーパー何頭身デッサン―理にかなった決めデッサン
 /林 晃 (著)、画/森田 和明 他多数
 サンプルページ  

 前著で少しふれたデフォルメと頭身について、思いっきり掘り下げて解説しています。ある程度、描けるようになれば、頭身コントロールは願望として出てきます。でも、2~8+頭身を全部描きわける漫画もないでしょうから、参考にする程度が良いと思います。本としては、頭身によるチビキャラの描き方と、アニメ風のキャラクターデザインの仕方が新鮮でした。

 デッサンが対象を見て描き、スーパーマンガデッサンが対象を見ないで考えて描く。そして、スーパー何頭身デッサンでは、現実には存在しない様なキャラを創造して描くといった実用書です。実際、2頭身とか8頭身+なんて人の頭身じゃないし。

 あと、前著で、すばらしい作画をしてくれた森田和明氏、要所は押さえていますが、それ以外の作画とのギャップが気になりました。特に、ピノコみたいな作画は・・・実用書は、ページがあれば良書ということはなく、むしろ解りやすく必要なものだけを載せたら、薄い本になったというのがベストかと思います。


「頭身によるキャラの描き方」への2件のフィードバック

  1. >頭身によるチビキャラの描き方と、アニメ風の
    >キャラクターデザインの仕方が新鮮でした。
    ほうほう。
    中身を見てから買いたいな~、と思っているので行動範囲の書店を巡っているんですが見つからない……。
    「ピノコみたいな作画……」と言うのも気になるし、一度都内に出るかなぁ。

  2. >カズナリさん
    2・2.5・3.5・4・5・6頭身の描きわけの解説は面白いですよ。
    後半の頭身やデフォルメを駆使したキャラデザの仕方は、アニメからのものでしょう。
    そこにピノコというかドラエもんというか両さんというか・・・古い絵柄の方が・・・・スーパーマンガデッサンの良さは質の高い作画にあると思うので、そうでなければ前シリーズ(○○の描き方)と似たことになるので、5ヶ月は急ぎ過ぎたかな?と。

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