ユリイカ 2006年1月号

ユリイカ 2006年1月号ユリイカ 2006年1月号 特集 マンガ批評の最前線

「よつばと!」のあずまきよひこインタビューが載っている。

 例の1日1話で夏休みで終わりという噂は(面白いけど)否定はしてました。あとアニメ化の話は、きてはいるけど、今のところ全て断っているそうな。あずまんが大王のときは監督に全ておまかせだったけど、どうも、あずま先生は自分でアニメに携わりたい様です。

 よつばと!って何なん?というのがちょっと解けた。よく4コマ漫画にストーリー性を入れて連載ってのがありますが、よつばと!は逆で、連載漫画の形式ですがストーリーを抜いている。とわいえ、ただ起きていることを並べてもしょうがないので、1日に起こったことを順に並べて1話にしている。だから、よつばがどこの国の人か?とか、父ちゃんの過去とかのドラマはない。あくまで日常の会話などからポロッっと出てくるのを待つしかない。結局のところ、メモ程度はあるけど、ちゃんとした設定はされてないらしい。

 連載も、作者が飽きるか読者が飽きるかで終わりなんだろう。1日1話なら1年やるだけで何十巻にもなるし、「じゃあ、またな!」で、ハイ終わりでいいんだろう。

 ちなみに今(去年12月)デジタルの部分は表紙とコマだけで、あとはアナログだそうだ。人はGペンあとは丸ペン、アシスタントも入れているし、背景は東武動物公園や石神井公園や近所などのパッチワークで、特定の街という設定はないそうです。

 あと、竹熊先生の「デジタルマンガの現在」はたけくまメモなどの再編集なので、新しいことはほとんどなかったです。ただ「漫画雑誌→単行本」から「WEBマンガ→単行本」の流れになるというのが期待かな。


「ユリイカ 2006年1月号」への8件のフィードバック

  1. ふむ。ユリイカという雑誌は初めてしったのですが、特集記事はマンガを愛するものとして読んでみたいとこですね。

    ちなみに「よつばと」はまだ未読です。いろんなとこで話題になってるし、今度マンガ喫茶行ってみるかな。

    竹熊先生の文章は「さるまん」のころからファンです!

  2. >マンガーさん
    ユリイカの特集は時々、なかなか訊けない漫画家の話があるので注目しています。ただ、1月号で一番期待した「マンガの現場は今どうなっておるのか?マンガ編集者覆面座談会」が内容のない記事だったのが残念だった。

  3. なんかいいですね作者。
    肩のチカラが入ってないと言うか適当というかw
    作品があんな感じなのも納得ですわ。

  4. >あるてぃさん
    プロであの境地ってスゴイよな。
    「キャラだけでいい、ストーリーなんて抜いちゃえ」なんて、まるで「肉を入れないカレー」のような発想です。

  5. ほぉ~、今度本屋でチェックせねば!
     
    よつばと!の連載は、長く続ける事を前提に温めた企画……みたいな事が公式サイトに書かれていたのは嬉しかったです。
     
    あとは電撃大王とあずまさんに長生きしてもらうだけですね(笑)

  6. >カズナリさん
    >あずまさんに長生きしてもらうだけ
    ・・・・そんな、いつまで描かせるんですか?

    あと、よつばスタジオの人というか、プロデューサー的な人がいるのが新しかったかな~やっぱ才能と実務は別か、みたいな。

  7. >・・・・そんな、いつまで描かせるんですか?
    長く描くと聞いておいて急逝されたら嫌だなってだけで10年20年描けとは言いません(笑) 巻数が二桁まで行けば嬉しいかなぁ~。

    >あと、よつばスタジオの人というか、
    >プロデューサー的な人がいるのが新しかったかな~
    里見さんですか?
    よつばスタジオサイトでの文章が楽しい人ってイメージしかなかったり(笑)

  8. >カズナリさん
    年1冊いってますかね?10年以上は描いてくれないと・・・

    里見さんかな?とにかくその人が企画段階からダメ出ししたり、アニメ化を断ったり、実務をしていると。

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