このブログのアクセス解析をしていて、伝統的に多い検索単語は、
描き方 + ○○○○(←は、マンガ、おっぱい、手、キャラ、漫画家名など)です。
僕も絵は下手くその部類ですし、才能はゼロ、それこそ底辺から始めた者なので、気持ちは解りますが、検索してスッキリした答えが出るものでもないでしょう。ですが、アクセス解析を辿っていくと、何度も出てくる答えのような本がありました。
それが、やさしい人物画です。手に入れて、じっくり読みましたが・・・ホント、せめて高校生の時に、この本を知っていればと後悔しました。
初めて絵を描くといえば、子供の頃、「となりのお友だちを描きましょう」となりますが、そこそこ、読解力のついた中学生以上であれば、いきなり描くより、このやさしい人物画から学びとる方が早いでしょう。隅々まで読む価値のある本ですし、できれば、最初から作例も描きながら、学ぶのがベストかと思います。
やさしい人物画のレビューで「作例が古くて~」というのがありましたが、僕は逆だと思います。よく「好きな漫画家の模写から始めましょう」ってありますが、これには落とし穴があります。ただひたすら描くと、その漫画家の絵柄のクセを拾ってしまい、目や髪などのパーツばかり上手くなって、見ないで描くと歪むことがあります。つまりデッサンとは、目や口や手足などのパーツを、どこに描くのか?の設計図を学ぶことで、個性である絵柄は、それを知った上でワザとズラしたりして、変形するのだと思うのです。だから、流行りの絵柄かどうかではなく人体設計図の基本をデッサンして学ぶのです。で、絵柄は変えて、実践されているサイト うに練習(一番下、2003/3/24から)があるので、参考になります。
このやさしい人物画はデッサンの基本で初歩でもあります。漫画で、どこまでデッサン力が必要か?というのは意見が分かれるところです。このあと、やさしい美術解剖図・Drawing the Living Figureなどで、骨や筋肉の付き方など学んで、ステップアップする道があるのですが、最近、流行りの絵柄はそうではない様です。昔だったら、筋肉で「北斗の拳」や「ジョジョの奇妙な冒険」など個性的な絵柄を完成させた漫画家もいましたが・・
ともかく、やさしい人物画は、漫画・イラスト・アニメ・もちろん本格絵画にも共通する、人物デッサンの基礎を書いてあるので始めるなら、この本からです。
私も読めばうまくなりますか?
・・・・・・・・・注)※この商品の効果には、個人差があります。
中学の美術で、自分の握りこぶしを描くってテストあったの思い出しましたわ。
苦手だったなぁ。
あるてぃさんは器用にこなしそうですが・・・
>ホント、せめて高校生の時に、この本を
>知っていればと後悔しました。
ホントですよね~私もそう思います。
(変なクセが付く前に出会いたかった)
>カズナリさん
どうもこの本、復刻されたようです。
昔の版が図書館にありました。
表紙が違うだけで中身は同じでした。