十二国記全45話

　長編アニメですがいくつかの章に分かれていてメインキャラも変わって三国志のような作品構造になっています。小説が原作でRPG風のヤオイテイストの効いた三国志モノといった感じです。導入部分のアニメはしっかりしているけど、高校生が異世界に～というよくあるストーリー展開になっています。まじめに観るようになったのはリアルミッキーの楽俊登場からです。

　なんせ、それまでは異世界とはいえ絵面は三国志なのでぼーとしていたら何の脈絡もなく、でけー鼠がフツーに出てきて、この異世界を案内してくれるメインキャラになってますがな。RPGらしいと云えばそれまでですが・・・敬遠してきた者には面白かった。お気に入りは20話と39話。各章、ちゃんとしたストーリーになっているのでオチを云ったら辛い話を見る価値なくなってしまうので。

　45話終わって、まだ序章という感じがする。十二国もあるし名前しか出てきてないキャラもいるしで順調にいけば銀河英雄伝説を超える長編アニメになるでしょう。因みにストーリーに繋がりのない話数だけ重ねているのは長寿アニメということで。やはり、背骨になるのは十二国という、明らかに意思のある天帝によって創られた世界の成り立ちになるのかな？気にはなるけど天帝を姿あるキャラにできるのか？陽子が、それに対峙するのか？作者が飽きて夢オチってことにならないか？楽しみではある。忘れないうちに次のシリーズ、アニメ化してください。